従前Intel + Nvidiaで構成していましたが、グラフィックボードのドライバーがWindows 10 April 2018 Update導入以降、更新できなくなり、グラフィックボードの更新を検討していました。現状の仕様は次のとおりで、流石に陳腐化してきたので、一式を交換することにしました。
- CPU: Intel Core i5 2500 (3.3GHz)
- メモリ: DDR3 4GB
- グラフィックボード: N240GT-MD512-OC/D5 (PCIExp 512MB)
- マザーボード: ASUS P8H61-M PRO
新しい仕様は次のとおり。合計44,574円。4.5万円切った!(電源、SSDは据え置きです。)
- CPU/APU: AMD Ryzen 5 2400G / RX Vega 11 Graphics (¥16,670)
- メモリ: G.Skill F4-2666C19D-16GSXW (288pin/DDR4-2666/8GBx2) (¥17,930)
- マザーボード: ASUS PRIME B450M-K (¥9,974)
![](https://kitaken.oops.jp/wp-content/uploads/2018/10/DSC_0315.jpg)
PCの組み立てを長らくやってきましたが、初めてAMD製品に挑戦しました。最近コスパがいいと評判を聞きましたので。
APUはCPUとGPUを統合したものなので、グラフィックボードはあえて導入しませんでした。
またネット上の情報で、APUの性能がメモリのクロック数に大きく依存する、昔からのことですがAMDはCPUとの相性で動作しないことがある、と言われており、メモリの選定には気を遣いました。某家電量販店の店員さんに聞いても、チャレンジするしかない、安全のためには人柱の情報を参考にせよ、と身も蓋もないことを言われまして(笑)おかげで上記金額もメモリが一番高いです。
![](https://kitaken.oops.jp/wp-content/uploads/2018/10/DSC_0316.jpg)
組み立ててみました。キューブ型のPCケースのため、Micro-ATXサイズのマザーボードです。
![](https://kitaken.oops.jp/wp-content/uploads/2018/10/CPU-Z-2018_09_05-22_38_15.png)
![](https://kitaken.oops.jp/wp-content/uploads/2018/10/CPU-Z-2018_09_11-23_55_26.png)
ベンチマークに詳しくないので、よく使われてそうなソフトで計測してみました。一つはCPU-Zです。ハード情報を吸い出すだけのソフトだと思ってましたorz 上げ幅の評価ができませんが、ひとまず向上。
- CPU Single Thread: 345.2 → 412.7
- CPU Multi Thread: 1319.4 → 2210.1
続いて3DMARKというベンチマークソフト。グラフィックだけでなく物理演算もスコア化されているよう。こちらも無事向上。
CPU/APU | Graphics Score | Physics Score | Combined Score | Score |
---|---|---|---|---|
Intel Core i5 2500 (3.3GHz) + N240GT-MD512-OC/D5 (PCIExp 512MB) | 1,086 | 5,863 | 1,042 | 1,231 |
AMD Ryzen 5 2400G | 5,439 | 7,019 | 3,685 | 5,364 |
我ながら大失敗だったのは、マザボにHDMI端子が備わっていなかったこと。逆にディスプレイはDVIがありません。CPUとメモリの相性ばかりが気になり、映像出力を疎かにしていましたorz 結局DVI-HDMIの変換アダプタを導入して乗り切りました。
導入後の不具合は、動画再生中にブルースクリーンになることがある、ディスプレイの入力切り替えをすると復帰できない、の2点です。前者はBIOSとグラフィックドライバーを更新したら解消しました。後者は未解決です。前述の変換アダプタが影響しているのかな…