20世紀の住宅建築の変化を、1920年代〜1970年代のモダン・ハウスから解説する「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s–1970s」展を鑑賞してきました。
藤井厚二《聴竹居》(1928)

日本の気候風土を科学的に分析し、「環境工学的住宅」の先駆けとして設計された実験住宅です。自然通風、採光、断熱などを徹底的に研究し、和洋折衷の空間構成となっています。
ジャン・プルーヴェ《ナンシーの家》(1954)

工業化住宅の理想を追求し、金属パネルやボルト接合など“組み立てる家”として設計されました。
菊竹清訓・菊竹紀枝《スカイハウス》(1958)

4本の柱で持ち上げられた“空中の箱”の形で、家族の変化に応じて下部にユニットを増設できる「成長する家」を目指していました。
ルイス・カーン《フィッシャー邸》(1967)

45度振られた2つの箱(リビング・キューブとスリーピング・キューブ)で構成された特徴的な形をしています。「風景を取り込む窓」と「風を取り込む窓」を分けるなど、機能ごとに役割分担をはっきりさせています。
フランク・ゲーリー《フランク&ベルタ・ゲーリー邸》(1979)

2段階の勾配屋根(ギャンブレル屋根、腰折れ屋根)の既存住宅に、金網・波板・木材などの安価な素材で増築した実験住宅です。
2025/10/18

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