きたけんブログ

旅と趣味と

あいちトリエンナーレ 2019 @ 愛知芸術文化センター / 名古屋市美術館 / 豊田市美術館 ほか

久しぶりの投稿。暫く出歩いていませんでしたので… 元気にしております。

さて、メディアに何かと取り上げられている渦中の「あいちトリエンナーレ」へ行ってきました。

名古屋市美術館

桝本佳子《五重塔/壷》ほか

壺や器にあらぬものがくっついています。最早元来の機能は無さそう。

Sholim《Sholim Inspired by Tokyo Story》 via https://gifmagazine.net/post_images/3876856

なかなかの狂気。

愛知芸術文化センター

ウーゴ・ロンディノーネ《孤独のボキャブラリー》

各種販促物で表紙を飾っている作品。

今村洋平《tsurugi》

シルクスクリーンによって積層した剱岳の地形図。まさに人力3Dプリンター。

ワリード・ベシュティ《FedEx》

FedExの段ボールとそこに収納されるはずだったガラスケース(しかも壊れている)。

四間道・円頓寺エリア

円頓寺商店街

これまで開催してきた長者町から離れ、名古屋駅近くの下町が舞台です。

梁志和(リョン・チーウォー)+黄志恒(サラ・ウォン)《円頓寺ミーティングルーム》

古民家やビルの空き室が会場となっています。こういう野良的なものが(計画的ではありますが)、芸術祭の醍醐味だと思うんですけどね…

弓指寛治《輝けるこども》

かつて小学生を巻き込んだ、痛ましい交通事故を被害者、加害者のそれぞれ側からイラストなどに振り返った作品。渦中の政治的な問題より身近で、心が痛かったです。

豊田市美術館・豊田市駅周辺

今回のサテライト(メインだと思っておられる方、すみません)会場は豊田市。実は名古屋の中心市街地から結構遠い。。。

スタジオ・ドリフト《Shylight》
高嶺格《反歌:見上げたる 空を悲しもその色に 染まり果てにき 我ならぬまで》

旧豊田東高等学校のプールの底を引っぺがして、直立させた作品。舞台裏は鉄骨でがっちりでした。

トモトシ《Dig Your Dreams.》

豊田市駅の高架下の空き店舗を利用して、発掘作業をしたかのような作品。遺構は某巨大企業のマークのよう。

小田原のどか《↓ (1946-1948)》

これまた高架下。長崎に落とされた原爆の爆心地にごく短い間設置されたモニュメントがモデルらしい。ネオン怖い。

様々な事情から展示が休止したことへの作家の抗議活動もあり、同じように展示が休止されていたり、改変されていたりしました。そういうこともあってか、全体的に作品数が少なかったという印象です。

前回はわくわくしながらまちあるきをした記憶があるんだけどなあ。

2019/9/13~14