きたけんブログ

旅と趣味と

国際芸術祭 あいち2022

あいちトリエンナーレ改め、新たに始まった「国際芸術祭 あいち2022」を鑑賞してきました。なかなか愛知県まで行く機会を確保できず、関西から日帰りの強行軍でした。よい子はマネしちゃいけない。

また会場が名古屋、有松、一宮、常滑の4か所に点在していましたが、有松は行程に組み込めませんでした😢有松以外はほぼコンプリートできたはずで、我ながらよく頑張った。

デルシー・モレロス《祈り、地平線、常滑》@旧丸利陶管

焼き物のまち・常滑では、陶管工場の跡地などが展示会場になっていました。本作は、常滑焼に用いられる粘土で焼いた、大量のクッキーを並べたインスタレーションです。南米アンデス山脈の儀式に着想を得ているとか。

やきもの散歩道@常滑

常滑は焼き物感を実感できる、細道を歩いてまわれ、とても楽しめます。

のこぎり二

愛知県を縦断し、毛織物のまち・一宮市へ。(一宮市は会場がどこも個性的で、一番わくわくしました!)「のこぎり二」は、使われなくなった「のこぎり屋根工場」を、スタジオやギャラリーにリノベーションした建物です。

塩田 千春《糸をたどって》@のこぎり二

以前訪れた塩田千春展も衝撃的でしたが、本作も印象的でした。

眞田 岳彦《白維》

繊維業の歴史を学んだ、300人の参加者とともに羊毛をより合わせた作品が、一宮市役所のロビーに展示されていました。

アンネ・イムホフ《道化師》 @ 旧一宮市スケート場

旧スケート場全面を利用した映像作品です。氷を張るためのパイプが生々しく残されています。

奈良 美智《Fountain of Life》

旧名古屋銀行一宮支店の建物を改装した 「オリナス一宮」での展示です。

ここからは名古屋市に戻り、愛知芸術文化センターへ。

荒川 修作+マドリン・ギンズ《問われているプロセス/天命反転の橋》

実現こそしませんでしたが、「天命反転」な橋の模型。氏と言えば、養老天命反転地や三鷹の天命反転住宅で有名です。

カズ・オオシロ

一見するとH鋼ですが、キャンバスを組み立て、描かれています。え。

ローマン・オンダック《イベント・ホライズン》

1本のオークの木の幹を100枚に切断し、その年輪に応じた1917年から2016年までの歴史的な出来事を刻印した作品です。

百瀬 文《Jokanaan》

左側の男性はモーションキャプチャー、右側の女性はCG、声は別の人で「サロメ」を演じています。今や普通に行われていることなのでしょうが、改めて提示されると不思議な感じがします。

2022/10/7