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おすすめフォント (2) – 明朝編

おすすめフォント 第2回は明朝編です。明朝は縦線を太く、横線を細くし、線の右端に「ウロコ」と呼ばれる膨らみがあります。

ゴシック体に比べて、格式ばった印象を与えたり、文字に抑揚があるので可読性が高かったり(=長文向き)します。

MS 明朝

MS ゴシックと対をなす、Windows古来からの標準フォントです。MS ゴシック程クセがないと思います。次からのフォントの指標にしていただければ。


游明朝

游ゴシックの兄弟分で、こちらもWindows 8.1で登場しました。同じくOffice 2017では標準フォントですので、知らず知らず活躍の場が増えているかと。優しい印象ですね。


BIZ UD明朝

Windows 10 Fall Creators Updateで追加された、フォントメーカー・モリサワのUDフォント(視認性・可読性に配慮した形状のフォント)です。クセがなく、名称どおりビジネス向けです。


源ノ明朝

Adobeが開発したオープンソースのフォント。「Source Serif Pro」という名称で多言語展開しており、他言語と併記するときに簡単に統一感を出すことが出来ます。また通常2~3種類ほどしか提供されないウェイト(フォントの太さ)が7種類もあり、とても使いやすいです。

adobe-fonts/source-serif-pro (GitHub)

https://github.com/adobe-fonts/source-serif-pro

貂明朝てんみんちょう

同じくAdobeが公開しているフリーフォント。Adobeのアカウントを取得する必要がありますが。可愛らしい、「和」という感じです。異体字に対応したソフトでは様々なイラストが表示されるようです(手元では一太郎しかない…)。

https://x.com/ryon106/status/1064704777500540929

Adobe Fonts

https://fonts.adobe.com/

ここからは有料フォントです。

ヒラギノ明朝 / リュウミン

ヒラギノ明朝
リュウミン

クセがなく、どんな場面でも使えます。優等生と言った感じ。


UD黎ミン

「黎ミン」のUDフォント。元となった「黎ミン」は、フォントのウェイト(太さ)の別が34種類もあり、2013年には「世界で最もグリフ数(文字数)の多い書体ファミリー」としてギネス世界記録に認定されたそう。

特集「黎ミングラデーションファミリー」

https://www.morisawa.co.jp/culture/reimin/

筑紫Aオールド明朝 / A1明朝

筑紫Aオールド明朝
A1明朝

かなの字形が特徴的な、いわゆる「オールドスタイル」のフォントです。優しく、温かみがあり、個人的には大好きなフォントです。


明朝は普段、なかなか使いどころを見つけるのが難しいですが、個性を出していけるので、ここぞと言うときに使いたいと思っています。後は英字ですね…