賀東招二「ずっと、スタンド・バイ・ミー(上) フルメタル・パニック!」

「フルメタル・パニック!」シリーズの最終巻の上巻です。

世界の紛争地帯で火消し役を務める傭兵部隊<ミスリル>の軍曹・相良宗介は、特殊能力を持つ女子高生・千鳥かなめを護衛するため、日本の高校に潜入する。しかし、敵対勢力<アマルガム>によるかなめの誘拐が発生。

ミスリルの最新鋭潜水艦に乗り込み、テレサ・テスタロッサ大佐と共にアマルガムの陰謀を阻止するため、ソ連の秘密都市<ヤムスク11>へ向かう宗介たち。そこは時間災害によって歪んだ世界だった…。

テレサの兄にしてアマルガムの事実上のトップ・レナードと共にヤムスク11を訪れたかなめもまた、世界の真実を知る。そして、「この世界を是正できるのは自分だけ」と自覚します。

世界の改変を阻止し、かなめを取り戻せるのか。核戦争の危機が迫る中、最終決戦の火蓋が切られます。

はらはらと緊張感に満ちた展開に息をのみました。潜水艦での海戦シーンは、まるで自分がその場にいるかのような臨場感で、静寂の中に潜む緊迫感を体感させられます。普段は地味な海戦描写が、これほどまでに心を揺さぶるものとは思いませんでした。

そして、敵本拠地の制圧作戦では、ド派手な戦闘シーンが繰り広げられ、興奮しました。

狙撃手の生存を案じていましたが、無事なようで一安心です。物語の行く末から目が離せません!

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