上橋菜穂子
新潮文庫
2011年06月 発売
あらすじ
「精霊の守り人」から始まるシリーズの第7作。
前作、タルシュ帝国からの帰路で、新ヨゴ皇国のチャグム皇子は、自らを死んだと思わせるために、船の甲板から大海原に身を投げました。そして、新ヨゴ皇国を守るために援軍を求め、ロタ王国へ一人向かいます。
一方、短槍使いのバルサは、鎖国をしている新ヨゴ皇国からの密出入国の世話をしていました。ある一行の世話をしているときに、狩人・ジンに出会います。そこで、死んだとされていたチャグムが生きていること、そしてロタ王国へ一人向かっていることを知らされ、チャグムの救援を求められます。巷に飛び交う噂を手がかりに、チャグムの捜索へ動き出します。
刻一刻と迫るタルシュとの開戦の時、そして北の大陸の各地で報告されている、もう一つの世界ナユグの異変・・・次から次へとやってくる脅威に果たして立ち向かえるのでしょうか。
感想
いやー、長かった!そして、やっと終わった・・・。
もうね、昔に出てきた人物やイベントとか覚えてませんよorz だから、ちょくちょく読んでてきつかったところもありましたが、ちょっとずつ思い出しつつ、何とか読み切りました。
今までシリーズを通してきて、正直中だるみしてるなぁ、盛り上がりに欠けるなぁ、と思うところもありました。しかし、すべての出来事が今作の伏線だったと納得し、感動しました。
本当にこのシリーズに出会えてよかったと思います。