午後はハーバーランドでビエンナーレの鑑賞です。

グリーンアート展

植物を使ったアートをハーバーランドのキャナルガーデンに展示しています。

個人的なお気に入りは「盆栽リーゼント栽培キット-頭上緑化のすすめ-」。シュールっすわー。究極のエコｗ

アートインコンテナ展

ファミリオ会場へ。ファミリオと言えば店舗の入れ替わりが激しすぎて、今何が入居しているかよく分からない施設なんですが・・・案の定殆ど空ですねｗそれの有効活用なんでしょうけど。。。

アートインコンテナ展では、コンテナのサイズと特性を生かした展示を行っています。

「White Dots Room」。パンチングメタルとミラーを使用して、光の不思議な空間を作っています。自然の中の光を演出しているらしいのですが・・・。

「Small City」。テーマは「街」。有機的な広がりが奥行きに楽しさを持たせています。

初めてのコンテナアートの鑑賞でした。心底すげー、と思えるものから、結局なんなのか分からないものまで色々ありました。よく分からないものは、とどのつまりフォルムの美しさを愛でられたらそれで十分だと思うんですけどねぇ。

ファミリオの3フロアを大胆に使って展示していたので、見て回るところが多すぎました。流石に疲れましたｗ

そうそううちの大学も何か出していたみたいなんですが・・・やってることが微妙すぎですorz

元町高架下

最後に行ったのが元町高架下の空き店舗を使ったアートです。高架下アートと言ったら、東京の御徒町とかでしょうか。駅から地理的に遠く、シャッター通りと化した対象地です。ぶらりと来るようなところではなく、目的意識を持った人が来る専門的なお店しか残ってませんね・・・。

「Brilliant Noise 」。騒音に反応して電球が光ります。高架下という特性を生かして、電車が通過すると光ります。アイディアがよかったなー、と。ライブをしたら面白そう。

「時空ピラミッド (Time-space pyramid) 」。厚さ5mmにスライスした石材を積層した作品です。単純に美しいなぁ－、と思いました。

「BUTSU-ofudousan」。段ボールを使って不動明王を作ってます。段ボールなんてそんなに表現力のある素材ではないと思うんですが、よくここまで形にできたと驚くばかり。

神戸ビエンナーレ、散々歩き回りましたが、一日とても楽しめました。個々の作品に云々思うところはありますが(笑) 廃れてしまった地区をどう再開発(区画整理の意味じゃなく、活性化の意味で)するのかという一定の指針にもなってるんじゃないかと思います。これをどう継続的に人の流れを定着できるかが問題なんでしょうけど。

一方で賛否を決めづらい”アート”という切り口を利用するのは、万能薬ではあるけど、みんながハッピーになれるかというと疑問なところがあります。短絡的に”アートがあれば”みたいな発想になっちゃいけないですよね。

2年に一度というスパンがいい感じに集客できるベストな期間なんだと思います。これからも「デザイン都市」の恒例イベントとなってくれることを祈るばかりです。

(撮影日2011/11/05)

神戸ビエンナーレ